東大寺二月堂竹送り(お水取りのお松明に使う竹の奉納)2010年2月16日(火)曇のち雨 霰も降った 寒い!
毎年3月1日から14日まで行われる「お水取り」(東大寺二月堂修二会)を前に、毎晩のお松明で使用する竹の奉納が行われている。竹は近畿一円から奉納されるが、東大寺近くの“きたまち”般若寺町の「仁伸会」による奉納は、今年は2月14日の午前十時からとなった。東大寺の国宝鐘楼「奈良太郎」集合で、そこから台車で二月堂下まで人力で運んで奉納する。仁伸会の奉納する竹は14本。うち、根付きの竹(採るのも運搬も大変!)が12本。今年は、お松明の結束に使われる蔓も4束奉納する。昨年、足りなくて困っているとの報道があったのだ。
仁伸会は、半世紀以上にわたって竹の奉納を続けている地元の方々のグループ。
14日当日は、前後とは打って変わって暖かい晴天に恵まれ、無事に奉納を済ませることができた。
一本かつがせてもらったが、根っ子の付いてない竹でも、本当に重くて大変だった。暗くて寒い当日、あの先で松明が燃えているものを一人でかついで回しながら走るというのは、ちょっとやそっとのことではないなと思った。
仁伸会の竹送りは、16日の毎日新聞に記事が掲載された。来年は、後継者の育成も考え、参加者を公募する予定。
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