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佐保川の桜が咲きはじめた 2008年3月26日(水)晴 暖かかった昨日から、ぐっと空気が冷たくなった

佐保川の桜が咲きはじめた。もうすぐ川の両岸は花でいっぱいになり、川面も花びらで埋め尽くされる。
奈良で、こういうものも見せたかったのだが。

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お水送り!お水取り! 2008年3月21日(金)晴 雲は多め 風はあるが千葉ほどではない

いやあ、見た見た。ことしのお水取りは、かなり見た。

二月十一日には、自転車で奈良を早朝に出て京田辺まで行った
京田辺では、山城松明講のみなさんに同行して、かごたいまつ用の根付きの竹を掘り出すところを見学。大根炊きのふるまい、ありがとうございました。
そこからまた自転車で急いで戻って、さすがにトラックには勝てず、奈良坂を運ぶところは見られなかったけど、転害門で追いついた。転害門前の広場は人でぎっしり。ぜんざいのふるまい、ありがとうございました。
ここからまた、奈良街道まちづくり研究会のみなさんが人力で竹を運ぶ。転害門を出て二月堂に奉納されるところまでついて歩いた。

本行に入ってからは、おたいまつは何度も見たし、声明も聞いた。
三月一日は、土曜日だったこともあるだろうけど、初日なのに驚くほどたくさん人がいた。有名になってきているのだろうか?
  *
三月二日は、福井の小浜で「お水送り」があるというのでレンタカーで出かけた
午前中の「山八神事」から、神宮寺での儀式も見て、「鵜の瀬」でのお水送りの最後まで見た。神宮寺の「だったん」は二月堂の写しらしいけど、奇跡的に、お堂の中で、火傷しそうなほど間近で見られて、これも勉強になった。
小浜では、奈良と違って市民総出で盛り立てているところが印象的だった。話題の「オバマ候補を勝手に応援する会」も大活躍。
行事は、大護摩も、松明片手の光の行列もいい雰囲気で、観光プログラムとしてなら、奈良のお水取りよりも、小浜のお水送りの方が楽しいかも?

しかしともかくJRはお水送りの日は深夜まで臨時列車を走らせるべきだ。小浜線が九時過ぎには終電になってしまうので、お水送りを見たあとは、クルマがなければ敦賀まで辿りつくことすらできないのだ。小浜だけでは宿も限られる。JRの奉納松明に「小浜線の活性化と利用増加」とか書いてあったけど、祈る前に努力してください。
なお、駅では『ちりとてちん』のロケ地マップが配られていた。続いてこんどは米国大統領選で、小浜はしばらくフィーバーが続きそう。

レンタカーはホンダのフィットだったのだが、コンパクトなのに車内も広くて、ばかによく走るので驚いた。これは売れるはずだよ。奈良から小浜まで往復して、14リッターしか使わなかった。ガソリン代はたったの二千円。値下げなんかしなくてよろしい。道さえ混んでなければ、クルマは便利だ。悪魔の道具だ。
運転してくださった保先生、ありがとうございました。
  *
さて、お水取り。十二日は特別チケットをいただいていたので、柵の中で三時間待って、登廊の脇のベストポジションでかごたいまつを体験。一旦下山してから出直して、こんどは二月堂の下、若狭井の閼迦井屋の前でお水取りを待った。小浜で見送ったお香水が、霊的水路を経由して、ここに湧くのだ。その霊水を汲み上げる儀式のために暗闇をつくっているのに、大光量のフラッシュを焚く莫迦が何人かいた。何のつもりだ。
お水取りが終って、ダメモトで上がってみたら、すんなり内陣に入ることができたので、だったんは真横から見せてもらった。なんだか、炎がだいぶ大きかったような気がする。

十三日は正面の局に四時半に入って、声明が終るまで九時間ずっといた。たいまつを担いだ童子たちが舞台を駆ける音と群衆の歓声とを背中に聞きながら練行衆の上堂を見守った。だったんは真正面から見ることができた。お香水もいただいた。
だったんは、内陣で見るのと局から見るのとでは、まったく印象が違った。内陣では、格子がないせいか、横から見ているせいなのか、なんだか奇妙に即物的で、神秘性があまり感じられなかった。舞台を客席から見ていれば物語世界に入れるが、袖から見る立場では物語でなく舞台進行が気になるようなものか。ファンタジーとして楽しむなら正面の局から見た方がよいと思った。

十四日は夕方までザーザー降り。どうも“春の雨”という雰囲気ではない。夜になってから出かけて、裏の局へ。お祈りの言葉を聞くつもりならやっぱりここがいい。最後の最後までいて、一転して穏やかな「名残の晨朝」を聞くことができた。その後、堂内に巨大な涅槃図を掲げるところ、朝の四時に満行下堂するところも見られた。ありがたいありがたい。
ことしは、名物のうどんもお寿司も食べた。だしとあげが意外なほどおいしかった。

十五日には、「だったん帽」の形状を確認するため、お昼にまた二月堂まで行った。この日は、訪れる子ども(や大人)にだったん帽をかぶせて健康を祈るという、ちょっと不思議な行事があるのだ。たいへん暖かく穏やかな日。お水取りが終ると春が来るというが、それにしても暖かすぎる。

ことしの十一面観音への懺悔の言葉には、頻発する偽装問題や、自給自足の精神を忘れて確かな食の確保をおろそかにしたわれわれについての反省が織り込まれていた。祈るだけでなく、努力しなければ。
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【提言】お水取りの期間中、日没後の撮影は全面禁止にしたらどうか。おたいまつも、いっそ撮影禁止にしてしまったほうが、カメラのアングルを気にすることもなく、写りの悪い素人写真にがっかりすることもなく、心置きなく炎の迫力と美しさを楽しんでもらえて、むしろ観光客の満足度はアップするのではないか? 十二日の人波がひどく滞留してしまっているように見えたが、あれも、みんなして撮影に躍起になっているのが原因していないだろうか。
どうしても自分で撮影したい人には、事前の許可をとってもらうことにする。原則撮影禁止にする一方で、公式写真を毎晩何十枚かづつリリースすることにする。パソコンで見てもいいし、ケータイ用コンテンツとしても成立するだろう。アマチュアの有志各位に奉納撮影してもらうなどして、どうにかならないだろうか。

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白紙撤回署名活動/「8対92」 2008年3月9日(日)晴 日陰でも暖かかった!大日如来と十一面観音の加護に違いない

きょう、近鉄奈良駅前の行基像の噴水広場で、署名活動をした。平城遷都1300年祭マスコットキャラクターの白紙撤回を求める署名。会員制サイトmixiのコミュニティ「1300年祭マスコット白紙撤回」を中心に集まった、「平城遷都1300年祭を救う会」の企画だ。
会のメンバーは全員、市民活動や政党活動の経験ゼロの人ばかりなので、署名用紙の様式も、道路使用許可とかも、まったくの初心者状態から、どうにかこうにか手探りで実現させた。今回の参加者は延べ十五人ほどか。
準備した用紙は二種類。一つは、マスコットキャラクターの白紙撤回を要望する署名。もう一つは、もっと気軽に、今回のマスコットキャラクターに賛成か反対かの二者択一でシールを貼ってもらうアンケート。まずはアンケートを持って道行く人に声をかけ、「反対」にシールを貼った人には署名もお願いする、という作戦。
活動は朝11時からだったが、朝からメディア各社が殺到したため、テレビカメラの列に恐れをなして、人が近寄らなかったりもした。しかし、始めてみるとなかなかいいペース。これこれ!とまっしぐらに向ってきて署名する人、なかにはわざわざ遠方から署名のためにやってきたという人もいた。前の日に新聞各紙で告知があったのだ。新聞は強い。もちろんネットで見て来た人もいた。

実は、いいかげん手伝ったら帰るつもりでいたのだが、なんだか結局午後5時半までずっといることになった。反対の署名をしてくれる人が「がんばってや!」とか声をかけてくれて、少しでもこういう人の意見の受け皿にならねば、という気持ちが強かった。今回のマスコット決定に対して、ほんとうに怒っている人がたくさんいた。
実質6時間半の活動で、集まった署名は680筆。1時間に100人以上が署名してくれたことになる。そしてアンケートの結果は、合計916票で、今回のマスコットに「賛成」が68票、「反対」が948票。比率でいうとマスコット賛成は回答者全体の8パーセントに過ぎず、一割を切っているのだった。これでマスコットは無理だ。
署名してくれた人もアンケートの回答者も、県内の人ばかりではない。特に夕方近くになると二月堂のお松明(9日目)を見にやってきた人も多かった。直接伺った範囲では奈良、関西、関東、そして老若男女まんべんなくといった感じの、たいへん幅広い回答者だった。
印象的だったのは、「反対」の人の意志の強さ。報道などで知って「なんぼなんでもこれはない」「こんなん全然あかん」などと考えていたところへ白紙撤回を求める署名活動があったので、ここぞとばかりに参加してくれていた感じ。賛成の人はというと、「大賛成」という人もいるにはいたが、大抵は「もうこれに決ったんでしょ」とか曖昧な感じで、その対比が鮮やかだった。

結局一日つぶれたけど、いろいろな意味でたいへん有意義なイベントだった。アンケートや署名に協力してくださった方々、そして今回の署名活動の関係者の方々に、心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました。
活動はこれで最後ではありません。また、今回の事業協会の失態とは別に、「市民キャラクター」の公募など、奈良を元気にする活動があちこちで狼煙を上げています。マスコットの件で事業協会が適切な判断を下せなくても、奈良を勝手に盛り上げていけたらいいな。

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