「平城遷都1300年祭」仕切り直し/マスコットについての要望書を書いた 2008年2月13日(水)寒い 昨夜の雪で路面が凍結していた 日中も突然吹雪いたりした 冷たい雪雲が生駒山を乗り越えてくるのが見えた
けさの新聞に、再来年開催のイベント「平城遷都1300年祭」の出直しプランが載っていた。
⇒産経の記事/朝日の記事
これまで、総事業費は350億円!来場者500万人!とか、かなり妄想的だった数字が大幅に縮小された。それでも、実際のところ何をするかは全然固まってないのに予算だけ決まるのも妙な感じだし、ここ何年も「100億円集める」と言っていた民間資金は現在までの実績がゼロ円とか、かなりマズい感じはするが、それはそれとして。
驚いたのはマスコットキャラクターだ。今回、突然のお披露目となったのだが、これが想像を絶する出来映え。なぜ公募しない? なぜこれに500万円もかかる? 悪い冗談はやめてくれ。
ショックで悲しく、あんまり頭に来たので、こういう文書を書いて事業協会にFAXした。
本当にひどい。奈良の恥だ。恐ろしいことだ。平成20年2月13日平城遷都1300年記念事業協会会長 秋山喜久 殿
チーフプロデューサー 福井昌平 殿松永洋介
奈良市****要望書
~平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターについて~2月13日の新聞報道で、新しい計画骨子と、マスコットキャラクターを知りました。
発表されたキャラクターは、贔屓目に見ても魅力的でなく、実際の使用にも適さないものです。たとえば中に人間が入って演技する「着ぐるみ」も、このデザインでは、不気味なものにならざるを得ず、マスコットとしての役割を全うできません。荒井知事は「専門性のある人の方がよい」「これで良かったと思う」と述べておられますが、籔内氏はキャラクターデザインの専門家でも、コミュニケーションデザインの専門家でもありません。そして最も重要なことは、1300年祭に来場してくださる数百万人、1300年祭を機に奈良に興味を持ってくださる何千万人が見てどう感じるか、その方々にどんなアピールができるかです。知事がどう思うかではありません。
昨年大成功を収めた「国宝彦根城築城400年祭」のキャラクター「ひこにゃん」は、多くの人のハートを射止めました。一目見ただけで「かわいい!」「会いたい!」「グッズが欲しい!」という気持ちを起こさせ、一大旋風を巻き起こしたのです。
しかし、今回発表のキャラクターが呼び起こすのは、「困惑」「失笑」そして「行きたくない」という気持ちです。これは、1300年祭にとって致命的な痛手です。専門家でない人物にキャラクター作成を依頼してしまった協会の責任は重大ですが、幸い、知事は「キャラクターの部分的な変更などは一切考えていない」とのことなので、ここは全面的に白紙に戻し、あらためて公募するのが最上の策です。
キャラクターの図像を公募し、集まった作品から一次候補を選出。ホームページやチラシを通じて、多くの方に投票してもらいます。得点上位の作品を最終候補として、最も愛される図像を選定するのです。図像が決定したら、続いて愛称を公募します。
兵庫の「はばタン」や彦根の「ひこにゃん」の大成功で、イベントキャラクターの魅力に注目が集まっている今、キャラクターの公募自体が、1300年祭を強力にアピールする事前イベントとなります。公募と投票によって、多くの方が1300年祭を我がことと思ってくださり、積極的な関心を持っていただけるのです。
選定されたキャラクターがブームにでもなれば、1300年祭は半ば成功したも同然です。平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターは、今回発表のものを白紙に戻し、あらためて公募するよう、強く要望します。
以 上
*
14日追記:
協会サイトのご意見フォームからも送っておきました。みなさまもどうぞ。
http://www.1300.jp/1300_2.html
この「要望書」は自由にコピペ・改変してご利用ください。
*
ひこにゃんのところには、きょう何十個もチョコレートが届いたそうです。
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コメント
tetsudaさんとこでもちょっと書いてましたが、このキャラクタって前に似たような画風を見かけたような気がします。下手すりゃ、「使い回し」だわ・・・
投稿: 横田 | 2008年2月14日 (木) 17:14
どうせ使い回しなら、県警の「ナポくん」に天平衣装でも着てもらったら、ずっといいマスコットになるような気がします。
http://www.police.pref.nara.jp/syokai/napokun/napokunsyoukai.htm
投稿: 松永 | 2008年2月14日 (木) 20:19
作者の籔内佐斗司氏は、昨年の10月20日~11月25日に特別公開されていた興福寺大圓堂の前庭において、『興福童子の秋祭り』展を開催していた彫刻家らしいですね。
正倉院展のついでに見に行ったのですが、私は違和感を感じたのをおぼえています。
http://uwamuki.com/j/newsJ.html.data/1.1jan/kofuku.html
私もこのマスコットに関しては最悪だと思います。全面的に要望書に賛同します。
投稿: 同感! | 2008年2月14日 (木) 20:33
はじめまして。某掲示板で知りましたが、これは酷いですね。他県民の失笑が聞こえるようです。
権威主義と申しますか、奈良県庁が日々どういう仕事をしているのか、透けて見えるようなナンセンスデザインですね。奈良出身者して非常に情けないし、悲しい。
私はアニメ関係の仕事をしていますが、デザイナーとしてもありえない。これをデザインした人は本当にプロなのか疑問です。代わりにデザインしてあげたいくらいです。
ぜひ公募しなおして欲しいです。
投稿: 千葉高雪 | 2008年2月15日 (金) 00:07
思わず、初めてコメントします。要望書の内容に全く同感です。
もし要望に対する協会の回答がありましたら、掲載していただきたいです。
ところで、協会は「平城遷都1300年祭 実施基本計画(案)」への意見を募集していて、「主な意見とそれに対する協会の考え方を公表する」とのこと。
単なる要望書では協会の考え方が回答が公表されなかったり、回答自体がないかもしれませんので、こちらの方へも提出されてはどうでしょう。
(一般の意見と入力フォームが異なり、性別や年齢など記載事項も決まっているようです。)
自分もそうしようかと思います。
投稿: 現奈良市民 | 2008年2月16日 (土) 23:27
私も激しく同意です。新聞でこのデザインを見た時「なんじゃぁこりゃあ!」と松田優作みたいに
なってしまいました。
奈良県にはすでにかわいい「ナポくん」がいるので、それでいいじゃないか、と思います。
どうしても名前をつけるのなら「恐怖シカ男」または「つの丸」で。
このデザインを担当した方の「興福童子の秋祭り」を拝見させていただきましたが、場所的に
「なぜこんなところに?」と違和感を覚えました。
こうしたことや、今回のデザイン担当からも、奈良県そのものと何らかの「癒着?」が
あるのではないか?と勘ぐってしまいます。
奈良県には再考をお願いしたいです。
投稿: もと奈良市民 | 2008年2月17日 (日) 12:18
はじめまして。
奈良の方として、お怒りごもっともだと思うので拙ブログにて貴エントリを紹介させていただきました。
さんざおちょくって書いていますが、ダメなキャラであることは火を見るより明らかです。なんとかなればいいのですが。
投稿: まさみち | 2008年2月19日 (火) 16:17
こんばんは。
『奈良交通』のシーカってキャラをご存知ですか?
あのキャラなら、ひこにゃんに匹敵するのに・・・。
投稿: シーカ | 2008年2月21日 (木) 22:55
確かに、シーカはゆるきゃらです。
こんな感じのキャラならまだましだろうね。
とりあえず、このキャラには500万円をはらってしまってるので、一応使う方向にしておいて、こいつとは別のキャラを公募して、徐々にこの鹿仏をはずしていけばなんとか・・・ もし、500万円をすでに払ったからとか言っているようでは、取り返しのつかないほどの赤字が予想され・・・・いや確実に失敗する。
しかも、遷都1300年祭の具体的なイベントも何ら明らかになっていない。今、ドラマ鹿男の放映など奈良への関心が若干高まっている中で、これほど大規模なイベントを生かさない手はない。
24号線を中心とした渋滞緩和等の交通網の整備とか、県内出身の芸能人への呼びかけ(堂本剛、明石家さんまなど)とか
遷都祭に向けて、もっと具体的に進めていかないと!!あと二年しかないんですよ!!
投稿: F | 2008年2月26日 (火) 00:42
お久しぶりです。
マスコットキャラクターの件ですが、
署名運動が始まっているらしいです。
まだ、詳しい内容がわかりませんが、
自分も行ってこようと思います。
(今日の読売新聞に掲載されていました。)
投稿: G | 2008年3月 6日 (木) 07:23
籔内佐斗司氏も言い訳をしたり、批判の対象から逃れようとしたりするくらいなら、
キャラクターデザインの仕事など最初から引き受けるべきではなかったのです。
金額どうのというよりは、仕事として受けた限りは最後まで責任を持って行われるべきだと思います。
今回の仕事は尖鋭的で奇抜なもので奇を衒って注目を集めるのではなく、
県外の方に奈良への親近感を抱かせ、県内の方の愛郷心を高める事ではなかったのでしょうか?
それならば批判の声を甘んじて受け入れ、改善するなり若手のイラストレーターなど起用しなおして、
籔内佐斗司氏プロデュースのもとで完遂すれば良いのではないでしょうか。
私は個人的に籔内佐斗司氏の彫刻作品は個性があり、芸術性に優れ、発想も豊かで結構好きです。
(でも少しマニア的指向性が強い作品群のような気もしますが・・・笑)
しかし、今回のキャラクターデザインの件に関しては、完全に1300年祭の実行委員のディレクションのミス、
受注者の業務内容の認識不足としかいいようがありません。
投稿: なんだかな | 2008年3月10日 (月) 12:56